3.有料老人ホーム
現在日本の少子高齢化を反映して、有料老人ホームを数多く見ることができます。こうした老人関係の施設は、現在の日本社会に欠かせない一部分となっています。ところでこうした有料老人ホームも、実はいろいろなタイプに分けられることはご存知でしょうか。外から見ると同じようにも見える有料老人ホームですが、実はその種類には幾つかに分かれます。今日はその有料老人ホームをタイプ毎に詳しく見ていくことにします。
有料老人ホームはある意味老人の生活、健康を保障する施設だとも言えます。従って介護保険とは密接な関係にあります。有料老人ホームは介護保険が適用できるか否か、或いは介護サービスの内容に応じて、3つのタイプに分けられます。それらはそれぞれ「介護付き」「住宅型」「健康型」とに分類されます。但し高齢社会の到来に伴う介護保険料の増大といった背景があるため、2006年以降は都道府県によっては介護保険料の抑制を目的として、年次における新規有料老人ホームの開設数が抑制されているといった事情もあるようです。
ところで有料老人ホームは介護保険と密接な関係にあると書きましたが、日本において介護保険法が施行されたのは2000年のことです。その介護保険法が施行されて以後、日本国内には民間事業者による有料老人ホームの設立が相次ぎました。皆さんは現在日本国内に一体いくつの有料老人ホームがあるかご存知ですか。介護保険法の施行後、その結果全国で設立された有料老人ホームは2000軒以上にものぼります。特に介護保険法施行の2000年以降に設立された有料老人ホームは、主に介護が必要な老人を対象にした有料老人ホームとなっています。
ここで平均的な有料老人ホームを例にとって、有料老人ホームの様子を紹介していくことにしましょう。平均的な有料老人ホームの場合、その居室の数は大体50室程度です。そし約18平方メートルほどでトイレの付いた個室が一般的となっています。なおリビングルームやダイニングルーム、及び機械浴を含んだ浴室施設が共用となっています。
2000年以降その数を急激に増やした有料老人ホームですが、増加が急激過ぎたせいか、一方で問題も少なからず発生させました。その例としては入居一時金に関するトラブルや、介護サービスの質に関するクレーム等です。その結果こうした有料老人ホームに関する苦情が、国民生活センターに数多く寄せられるようになりました。これに対して公正取引委員会も動き出し、その結果有料老人ホームの誇大広告に対する行政命令や、クーリングオフ等の制度がようやく整備されるようになりました。クーリングオフと言えば90日以内の契約解除に関する制度であり、通信販売に関するトラブルで有名です。有料老人ホームがたくさん増え、特色ある有料老人ホームが数多く登場して、利用希望者の選択肢が増えた分、有料老人ホームに関するトラブルも数多く聞かれるようになりました。こうした現象は有料老人ホーム選びに関しても徹底した情報集めと、慎重な選択とが求められるようになったことを意味しています。