4.有料老人ホームの種類
一口に有料老人ホームと言っても、現在ある有料老人ホームは3つの種類に分けることができます。これらの有料老人ホームは入居対象者やサービスの内容がそれぞれ異なっています。家族に高齢者がいて現在有料老人ホームを実際に利用している、或いは有料老人ホームへの入居を考えているといった人は勿論、現在まだ若く有料老人ホームなんて考えも及ばない、といった人でも数ある有料老人ホームについて知っておいて損はないのではないでしょうか。現在若い人でも、将来老いてからのことはやがて通る道です。ここでは数ある有料老人ホームの種類について、そのサービス内容は入居対象などの違いを紹介していきます。
①介護付有料老人ホーム
このタイプの有料老人ホームの特徴としては、特定施設入居者生活介護の性格を持っている点です。これは高齢者への介護が必要となった場合、介護サービスは有料老人ホームのスタッフ、従業員が提供します。そしてそれに伴って発生する介護保険料はホームが代理受領するという形になります。また介護サービスを有料老人ホームのスタッフが行うのではなく、介護専門の外部事業者に包括委託されるケースもあります。その場合は「外部サービス利用型」に分類され、有料老人ホームにとっては介護スタッフの雇用負担など緩和されるといったメリットがあります。ですが有料老人ホームの運営事業者と介護サービススタッフとが別会社の所属となり、その際には双方の意思疎通に関して若干の問題が出る可能性もあるので、こうした有料老人ホーム並びに介護形態を利用する場合には注意が必要です。
現在社会の様々な分野で情報開示、公開が進んでいますが、有料老人ホーム及び介護の分野においても例外ではありません。2006年より介護サービス情報の公表制度が導入されたことによって、介護付有料老人ホーム、即ち特定施設入居者生活介護の基本情報項目、調査情報項目とがインターネット上で閲覧できるようになっています。これらの項目はぞれぞれ前者が有料老人ホームが自主的に申告した情報、後者が調査員により客観的に確認された情報となっています。いずれにせよこうした有料老人ホームを利用する際には、インターネット等の情報を十分に活用し、各有料老人ホーム間のメリット、デメリットを慎重に比較することが有料老人ホーム利用者には求められています。
②住宅型有料老人ホーム
有料老人ホームの種類として二番目に紹介するのがこの住宅形有料老人ホームです。これは高齢者への介護が必要となった場合、訪問介護等外部による在宅介護サービスを利用するシステムです。また高齢者の要介護度が重度になった場合は、特定施設入居者生活介護より介護保険費用がかかるようになります。
③健康型有料老人ホーム
有料老人ホームの三つ目のタイプがこの健康型有料老人ホームです。健康と名前がついていることからお分かりのように、原則として入居する高齢者が健康で、しかも自立して暮らせることを前提にしている施設です。従って高齢者の介護が必要になった場合は退去するか、或いは健康型有料老人ホームに併設されている介護棟、または提携の介護付き老人ホーム等へと転居しなければなりません。現在の日本ではこの種の有料老人ホームはまだ需要が少なく、従って数も少なくなっています。
★目指そう介護福祉士
★有料老人ホームへの関心
★介護付き有料老人ホーム